農副学物語 ― DAIDARA HAND へようこそ
ここは、農業・福祉・学校が交わって生まれた「農副学物語」の公式ストアです。
言葉で、つながる。
言葉で、贈る。
そんな想いから、詩とともに贈れるポストカードや、小さなグッズを作っています。
贈る相手がいなくても大丈夫。
まずは、自分自身に贈ってください。
この場所が、あなたと「物語」をつなぐ、小さな入り口になりますように。
「農福連携」という言葉を、耳にされたことがあるかもしれません。
実際の取り組みの多くは、「農業の現場に福祉作業所の方々が関わる」という形が主流です。
とても大切な形だと思います。
でも僕は、その関わりを“さらに一歩先へ”進めてみたいと考えました。
一緒に、何かをつくる。
仕事の依頼ではなく、対等な関係で、協力し合って、形を生み出す。
そこに「高校生」の力が加われば、もっと面白くなるのではないか──
そんな風に思っていたとき、縁のある高校から動きがあり、声をかけさせてもらいました。
そして、一緒に取り組んでいけることに。
「農(業)」「福(祉)」「学(校)」──
この三者で何かを創る「農福学連携」という形が、自然と生まれました。
この言葉は、まだ世の中ではあまり使われていません。
でも僕にとっては、これが一番しっくりくるのです。
三者が協力して、何かを生み出す。
その過程すべてが「学び」となり、
やがて地域を支える力になっていく。
そんな形を目指しています。
数年前、「小松菜用の袋を作りたい」と思った僕は、高校の先生にふと相談してみました。
その結果、生徒たちからデザイン案を募ってくれることになり、いくつかの案の中に、“コマツニャ”という猫の名前が書かれていたんです。
絵のことはもう覚えていませんが、その名前だけがずっと心に残っていました。
いつか何かの形にしたいと願っていた“コマツニャ”は、今こうして、兄弟猫のキャラクターとして動き出しています。
兄の名前はニャカツキ。
凛とした清涼感をまとう、夜明け前の空気のような猫。
弟の名前はウニャラ。
陽だまりのようにやわらかく、丸みを帯びた香りをまとう猫。
彼らの名前は、僕が育てている二種のミント「暁(アカツキ)」と「麗(ウララ)」から生まれました。
これは、“小松菜”から始まり、“ミント”と出会い、“香り”と“物語”が重なって生まれた、新しい物語の一章です。
「ダイダラボッチの手」とは?
「ダイダラボッチの手」は、
農業・福祉・学校をつなぐプロジェクト「農福学連携」の発信拠点です。
浜名湖のほとりで農業を営みながら、
地域の課題と向き合い、次の世代に“物語”を手渡すために──
福祉施設や高校と連携し、さまざまな協働企画を生み出しています。
現在、農福学連携の土台を築くための
クラウドファンディング(READYFOR)に挑戦中です。
このページでは、「農福学物語」をテーマにした
詩やアート作品、グッズを発信・販売しています。