今川クロニクル総合ページ

今川クロニクルとは

今川家の本当の物語は、桶狭間より前にある。
そして、桶狭間の後にも続いている。

「桶狭間で滅んだ家」――多くの人が今川家をそう記憶している。だが、それは長い物語の一断面にすぎない。

今川氏親は、三英傑より半世紀早く検地を行い、分国法を整え、流通を押さえ、都との縁を結んだ。伊勢宗瑞と並ぶ時代に、戦国大名の統治の骨格を早い段階で形にした人物である。その遺産を、寿桂尼が守り、朝比奈が遠江に根を張り、義元が動かし、氏真がなお今川として背負った。

今川クロニクルは、その流れ全体を描く歴史小説シリーズだ。氏親、寿桂尼、朝比奈氏をはじめ、国の骨格を担った人々の視点から、駿府・遠江・掛川を舞台に、戦国の理と情を書いていく。

英雄譚ではない。
仕組みを作り、守り、受け継ぎ、時に失った人間たちの物語である。

氏親と義元は、同じ今川でありながら、向き合った敵も、求められた役割も異なっていた。今川クロニクルは、その違いが生んだ統治の構えや人の動きにも目を向けている。

本ページでは、今川クロニクル各作品の概要と導線をまとめています。


シリーズ一覧

本編シリーズ

・寿桂尼物語 ー今川を支えた都の姫君ー

・掛川朝比奈記 ー今川遠江録ー

・今川氏親記

外伝・周辺シリーズ

・今川 伊勢兵部少輔戦記

今川クロニクル作品

寿桂尼物語 ー今川を支えた都の姫君ー
今川クロニクル全体の時代軸となる本編シリーズ。

都から駿河へ嫁いだ桂子(寿桂尼)を軸に、今川家の内側で何が起き、どのように国の形が整えられていったのかを描く。
氏親、寿桂尼、義元、朝比奈ら、今川を支えた人々が交差する、今川クロニクルの基準となる物語。
一人の女性の生を描くと同時に、シリーズ全体の流れを通す“年表の背骨”にあたる本編です。
寿桂尼物語特設ページはこちら
第一章 東への花嫁 Kindle版 PB版 Google版
第二章 散りゆく命、生まれる命 Kindle版 PB版 Google版
第三章 順の居場所 Kindle版 PB版 Google版
第四章 国の外を国にする Kindle版 PB版 Google版

寿桂尼物語 外伝 今川 伊勢兵部少輔戦記
本編へ連なる、もう一つの戦記。

『寿桂尼物語』本編へとつながる外伝シリーズ。
主人公は創作人物・伊勢兵部少輔。
今橋普請、京での交渉、甲斐との緊張の中で、今川の外側と内側をつなぐ役を担う。
本編では描ききれない戦と工作の現場を描く。
第一巻 釘 今橋普請戦記 Kindle版 PB版
第二巻 鎖 京鎖戦記 Kindle版 PB版
第三巻 蓋 甲斐大井戦記 Kindle版 PB版

掛川朝比奈記 今川遠江録
掛川を背負った朝比奈一族の記録。

掛川と共に歩んだ朝比奈一族を描くシリーズ。
遠江を支え、今川の前線を担い、時に本家をしのぐ重みを背負った一族の姿を追う。
豪を失わず、動を鈍らせず、信を背かず、忠を汚さず、構を崩さず。
今川クロニクルの中でも、遠江と掛川の骨格を担う物語です。
掛川朝比奈記特設ページはこちら
第一巻 子角山の夜明け Kindle版 PB版
第二巻 掛川城の鶯 Kindle版 PB版

今川氏親記
戦国大名今川氏の骨格を作った男を描くシリーズ。

紙が先に走る。刃はその後についてくる。
今川氏親は、戦だけで国を広げた男ではない。
法、流通、婚姻、家臣配置、公家文化の応用――戦国の統治の骨格を早い段階で形にした氏親の時代を描く。
今川クロニクル全体の起点にあたるシリーズです。
今川氏親記特設ページはこちら

第一巻 紙と刃の十年 Kindle版 PB版

本編の時代軸は『寿桂尼物語』が担い、各シリーズがその前後や周辺を補完しています。
さらに、noteでは連載版や解説マガジンも展開し、人物・制度・時代背景を補う構成としています。

今川クロニクルをもっと知りたい方へ

今川クロニクルは、小説シリーズだけでなく、関連する解説記事や連載版もあわせて展開しています。
人物関係や法、時代背景を知りたい方は、以下もご覧ください。

今川家と寿桂尼
今川家の流れや寿桂尼を中心に、人物関係と時代背景を整理したnoteマガジン

今川仮名目録の要約
今川氏親期の統治を支えた分国法を、現代語で読み直すnoteマガジン

寿桂尼物語 連載版
今川クロニクルの時代軸を担う『寿桂尼物語』を、webで連載している版です
note  小説家になろう

関連展開

今川クロニクルは、書籍や連載だけでなく、関連アイテムや今後の周辺展開も含めて少しずつ広げています。
作品世界の入口として、以下もあわせてご覧ください。

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